360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

 

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12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『男女道成寺(めおとどうじょうじ)』の鐘です! 幕が開くまでに、鐘にまつわる、あれやこれやの準備があります。


『信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)』の道具です。紅葉した葉が描かれています。

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2021.12.18

「令和三年度 文化庁長官表彰」に弊社の常務取締役・足立安男が選ばれ表彰されました。弊社のこれまでの仕事が評価されましたことを、大変うれしく感じております。これからも、よりよい歌舞伎の舞台となるよう、なおいっそう精進してまいります。なお、今年度の表彰には74人が選ばれています。

<功績>
永年にわたり、歌舞伎大道具製作技術者として従事するとともに、後進の育成にも努め、重要無形文化財「歌舞伎」の保存・伝承に寄与し、我が国の文化財保護に多大な貢献をしている。

<表彰の概要>  
 永年にわたり文化活動に優れた成果を示し、我が国の文化の振興に貢献された方々、又は、日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献された方々に対し、その功績をたたえるため、有識者による選考会議において選考を行い、文化庁長官が決定するもの。

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2021.12.17

11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

畳を表す「ジョウシキ」と呼んでいる長いゴザ。クルクル素早く巻き取ったり、ざっと一気に敷いたり。いろいろ扱う技術があります。『井伊大老(いいたいろう)』の舞台。


『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』の舞台です。金色の道具は製作の手間がかかりますが、その分、華やぎ感があります。金色は反射するので照明さんも気を遣っておられますよ。

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2021.11.23

10月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)』では、水辺の景色もあります。葉っぱも、大道具が担当しています。


『松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)』「四ツ木戸火の見櫓の場」の道具です。細かいところにも、丁寧に雪を仕込んでいきます。

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2021.10.15

9月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『東海道四谷怪談』の隠亡堀の道具です。シュロの葉をひとつひとつ付けていきます。

『須磨の写絵』の松です。第一美術課の絵師が描いております。

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2021.09.16

8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『鞘當(さやあて)』の舞台は、桜が満開です。


塗方(第二美術課)が、細かいところまで、丁寧にチェックして仕上げています。『義賢最期(よしかたさいご)』の舞台です。

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2021.08.10

7月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』の道具です。集まって、なにやら相談中。


『蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)』の下手カコイです。しかけの多い演目です。

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2021.07.12

5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)』の襖です。そばで見ると、結構大きいです。


『仮名手本忠臣蔵』「六段目 勘平腹切の場」の舞台です。畳も毎回、こうしてセットしています。慎重に、でも手早く!

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2021.05.16

4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。
新型コロナウイルス感染拡大をうけて、さまざまな感染防止対策を行いながら、慎重に準備をしております。

『団子売』の背景画。絵描き(第一美術課)ではなく、塗方と呼ばれる第二美術課が手がけております。

『桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)』。発端の場面から一転、「新清水の場」は、目がパキパキしそうな華やかな道具になります。

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2021.04.15

弊社の山中隆成が第76回春の院展に「橋」を出品し、入選いたしました。
院展(正式名称は「日本美術院展覧会」)は、公益財団法人 日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会のことで、春と秋に開催されます。春は「春の院展」、秋は「再興院展」と呼ばれています。

院展・日本美術院のホームページ
http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html

yamanaka

山中隆成(やまなか たかなり)
製作部部長 兼 経営企画室部長
昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成11(1999)年より歌舞伎座舞台で絵描きとして働き始め、翌年に正式入社。日本美術院特待(*)で歌舞伎座舞台の絵描きだった故・後藤芳世の勧めにより、院展に出品をはじめる。2016年より院友(*)。大学時代の先生でもあり日本美術院同人(現・理事長)であった故・松尾敏男(まつお としお)画伯に師事。歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、松尾敏男画伯が舞台美術を担当。師の描いた道具帳の意図を汲みとり、「囲い」(*)の図案を考えて描くなど、舞台の背景画を描く指揮をとる。平成18(2006)年の再興第91回院展をはじめ、過去に春の院展に5回、再興院展に4回、入選を果たしている。

*特待:再興日本美術院展覧会(院展)に20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*院友:研究会員であることを前提に再興日本美術院展覧会(院展)に3回入選で推挙される。
*囲い:大臣囲いの略。舞台の上手と下手の黒御簾の前に飾る絵のこと。

第76回春の院展 東京展
山中隆成の絵も展示されています。

日程:2021年3月24日(水)〜4月5日(月)
場所:日本橋三越本店  本館7階
   *営業日や営業時間をご確認ください。
   https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/inten_50

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2021.03.16
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