360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

社員紹介
先輩×後輩インタビュー

各職場で働いている社員が、日々の仕事内容や現場の雰囲気、入社当初の様子などを語りました。

「新たな場所へ」

公演営業課 
国内外の様々な場所へ、
歌舞伎を届ける

先輩:窪田丈和

昭和42年生まれ。公演営業課課長。ホテルマンから東京宝塚劇場の大道具を経験後、舞台監督補佐を経て舞台監督に就く。その後、歌舞伎座の大道具に関わるようになり、平成16年に歌舞伎座舞台に入社。

後輩:角田貴司

昭和55年生まれ。入社、16年目。日本デザイン専門学校卒業。大工仕事をする製作課を経て、公演営業課に異動。歌舞伎座で舞台転換などもこなしながら、外部公演の仕事を行っている。

公演営業課は、どんな仕事をしていますか。
窪田: 歌舞伎座舞台の主な仕事は歌舞伎座の大道具ですが、歌舞伎座以外の公演や展示、ホテルでの公演などの仕事もあります。私たち公演営業課はその歌舞伎座以外の公演を担当しています。歌舞伎座以外の仕事では、大道具の製作という一部分を請け負うのではなく、公演全体の企画、運営、舞台監督や演出部も行います。例えば歌舞伎俳優さんの自主公演や、ホテル、地方自治体などが主催する歌舞伎や舞踊公演などに関わらせていただいています。歌舞伎座を飛び出して、日本全国また海外公演にも出かけています。
具体的には、どういう風に仕事を進めていくのですか。
窪田: まず仕事のオファーを頂いたら、現場の下見に行きます。ホテルの宴会場など、劇場ではない場所で公演をすることもありますので、舞台や客席、会場全体の広さ、搬入の経路などを確認します。それから会場の舞台図面を引き、デザイン室で道具帳を作ってもらいます。道具帳と舞台図面を照らし合わせ、必要な事や足りない物などを出演者、スタッフと綿密に打ち合わせをして、舞台を作っていきます。
角田さんは、製作課を経て、公演営業課に移ってきましたよね。
角田: 製作課には長くいたのですが、とても面白くて、やりがいがありました。でもこの会社には、ほかにもいろんな仕事があるので、いろいろ経験したいなと思って、異動の希望を出しました。
公演営業課に入ってからは、転換や仕込み、搬入など、新しく覚えることがたくさんあります。でも、舞台づくりをトータルに感じることができて、製作課とは違った楽しさがあります。
角田さんは、どういうきっかけで入社したのですか。
角田: 専門学校では、イラストレーションを専攻していて、在学中は洋服のデザインなどの仕事をしたいと思っていたんです。就職活動をしていくなかで、たまたま歌舞伎座舞台という会社を知って、最初は塗り方(第二美術課)を志望していました。入社したとき、ちょっとだけ製作の仕事をやってみないか、という声があってやり始めてみたんです。やってみると、おもしろくて、そこから10年くらい製作課に所属していました。
公演営業課の仕事は、どんなところに面白みがありますか。
窪田: 私たちの部署は国内外の色々な地域に出かけます。最近では北街道や、高知、岡山などにも行きました。パリやハワイなど海外の歌舞伎公演にも行きます。いろんな地域の方々に出会って、一緒に舞台を作り上げていくのは苦労も多いのですが、やりがいと、達成感を感じます。公演が終わった後に『ありがとう』『また、お願いいたします』と喜んでいただける時が、一番嬉しく面白さを感じます。
公演営業課ではどんなスキルが求められますか。
窪田: 社内外の人達と仕事を進めていく為にはコミュニケーション能力がとても必要です。そして芝居を知ること、またそれぞれの俳優さんの家に伝わる演出の違いなどを勉強し、知っておかなければなりません。なにより歌舞伎が好き、舞台が好き、人が好き、と言う事が一番大事だと思います。
先輩から見て、これから角田さんにどんな風に仕事をしてもらいたいですか。
窪田: 角田さんはとても熱心に仕事をしてくれます。そしてフレンドリーな性格で海外のスタッフともすぐに仲良くなり、現場の雰囲気を良くしてくれます。それは舞台を作る上でとても大事なチームワークに繋がります。そのおかげで、ずいぶん助けられました。
欲を言えば、もっと芝居にくわしくなってもらいたいです。俳優さんの動きをしっかり把握し、芝居の進行など学んで欲しいです。そして、いつか、立派な舞台人になってもらいたいです。

(この記事は、2019年12月に取材した内容に基づいて作成しています)
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