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    日本美術院の前理事長であった故・松尾敏男(まつお としお)先生(1926-2016)の没後初の回顧展が「そごう美術館」(横浜市)にて開催されています。
    松尾先生は、歌舞伎ともゆかりが深く、歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、舞台美術を担当。また、歌舞伎座にある緞帳の原画も制作されています。
    この展覧会では、先生と交流のあった七代目中村芝翫(1928-2011)の肖像画も出品されています。生前の舞台をご覧になった方ならば、なつかしくご覧いただけるのではないでしょうか。



    「松尾敏男 展」
    期間:2018年9月8日(土)−10月14日(日)
    場所:そごう美術館
    https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/matsuo_toshio/


    弊社の第一美術課・課長の山中隆成(やまなか たかなり)は、松尾敏男先生に師事しており、師の描いた道具帳の意図を汲みとりながら、舞台に実際に飾る背景画や祝幕なども手がけてきました。

    松尾敏男先生が原画を描き、弊社の山中隆成が実寸大で幕を描いた五代目中村雀右衛門襲名披露のための祝幕(2016)


    第一美術課・課長の山中隆成



    展覧会場内は撮影は禁止ですが、特別に撮影許可のある作品もありました(下の牡丹と猫の絵《玄皎想》2015年)。「牡丹の名手」とうたわれた松尾先生ですが、猫も大変お好きだったそうで、猫が題材となった作品も展示されています。展覧会場外のお土産売り場には、牡丹や猫をモチーフとした作品のグッズも販売されています。お近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。

    《玄皎想》2015年

    【今後の巡回予定】
    砺波市美術館(富山県)    10月27日~12月2日
    松坂屋美術館(名古屋市)   12月8日~12月24日
    高崎市タワー美術館(群馬県) 2019年2月2日~3月24日
    佐久市立近代美術館(長野県) 2019年4月27日~6月23日

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    2018.09.09
  • 現場レポート

    8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『花魁草』の冒頭の場面。土手の植物は、立体もあり、描いた絵もあり。

    新作歌舞伎『心中月夜星野屋(しんじゅうつきよのほしのや)』。この演目、舞台転換がちょっとユニークです。写真は、転換の手順を思案しているところ。

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    2018.08.20
  • 現場レポート

    8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』の冒頭は、船のシーン。船も大道具です。

    『龍虎(りゅうこ)』の舞台。俳優さんが乗る岩の台です。

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    2018.08.11
  • 現場レポート

    7月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    本物の水を使う演出を「本水(ほんみず)」と言います。『三國無雙瓢箪久 出世太閤記』では、本水がありました。終わった後は、みんなで「せーの!」と水を運びます。

    『三國無雙瓢箪久 出世太閤記』の幕を巻いているところです。みんなで協力して、手早く巻いていきます。

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    2018.07.22
  • 現場レポート

    7月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや) 出世太閤記』序幕の屋体(やたい)です。ちょっとユニークなデザインの城門です。

    『源氏物語』では、桜が登場します。写真は仕込みの様子。造花担当者が丁寧に飾っていきます。

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    2018.07.10
  • 現場レポート

    6月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の舞台。大きな暖簾には、主人公の団七を演じる俳優さんの紋が描かれています。暖簾も大道具が担当します。


    『三笠山御殿』の屋体(やたい)の中で、「二畳台」の準備をしているところです。

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    2018.06.15
  • 現場レポート

    6月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『野晒悟助(のざらしごすけ)』の舞台。ちょっと珍しい足場の道具です。


    『巷談宵宮雨』の夜の場面。黒い布を用いて、舞台を作っていきます。

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    2018.06.02
  • 現場レポート

    5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』の山門。舞台機構のセリも使いながら、歌舞伎らしい間あいで転換させるよう心がけています。


    『雷神不動北山櫻』の舞台。岩には、苔(こけ)が描かれています。

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    2018.05.20
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    5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』の大屋根の舞台です。集合して転換の手順を確認している様子。


    『菊畑』の舞台。造花の菊の花を、大道具が整えているところです。そばで見ても、本物の菊のようなきれいな造花です。

    sumi

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    2018.05.15
  • 現場レポート

    4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。


    『裏表先代萩』の舞台。歌舞伎では、部屋の奥の「大広間」がときどき登場します。これを「千畳(せんじょう)」と呼びます。不思議な遠近感ですよね。


    歌舞伎では、ときどき広い畳の部屋があります。こうしたときには、ゴザを敷くのですが、ボーリングみたいに、どーんと投げて、一気に敷きます。かなり重いので、力とコツがいるんですよ(写真は『裏表先代萩』)。

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    2018.04.20
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