360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

 

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平成27年春の褒章において、弊社の元社員である芝田繁さんが黄綬褒章を受章されました。
芝田繁さんは、昭和36年に弊社に入社。舞台転換や経師の仕事に従事し、平成26年の秋に退職されました。今回の受賞は卓越した技能者として、その道一筋に業務精励し、他の人々の模範となって後進の育成に意欲的に取り組んだ功績が認められたものです。

*春秋褒章(内閣府HPより)
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方を対象とする紅綬褒章、社会奉仕活動に従事し顕著な実績のある個人等を対象とする緑綬褒章、 その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象とする黄綬褒章、学術、芸術、技術開発等の功労者を対象とする紫綬褒章、教育、医療、社会福祉、産業振興等の分野で公衆の利益を興した者又は保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務に尽力した方を対象とする藍綬褒章があります。

以下の写真は、昨年秋に芝田繁さんが退職される際に社内で開いた送別会の様子です。

送別会

送別会で花束を受け取る芝田繁さん。大勢が集まり、賑やかであたたかい会となりました。

送別会

送別会の最後に、みんなからのリクエストに応えてご自慢の歌を披露する芝田繁さん。

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2015.05.01

2015年4月25日、26日に幕張メッセ国際展示場にて開催された「ニコニコ超会議2015」(主催:ニコニコ超会議 実行委員会)に松竹株式会社様、松竹芸能株式会社様の「超松竹寺」が出店されました。そのブースのデザイン、製作を弊社でお手伝いさせていただきました。

ニコニコ超会議2015
ニコニコ超会議2015

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2015.04.29

4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

祝幕

四代目中村鴈治郎襲名披露のための「祝幕」です!

 

六歌仙容彩

『六歌仙容彩』「喜撰法師」の吊り桜(糸桜)です。これ、近くで見ると結構長いんですよねー。からまったりした部分を直したりしているところです。

碁盤太平記

『碁盤太平記』は、雪景色。ちょっと見えづらいですが、庭の垣根に大道具男子たちが雪を積もらせております。

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2015.04.25

4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

祝幕

今月は襲名披露の公演ですので「祝幕」が使われています。 写真は、先月末の道具調べの際に、祝幕を吊る準備をしているところです。

碁盤太平記

『碁盤太平記』の竹本(音楽の一種)の山台(音楽演奏者が座るための台)です。 竹垣(写真左)の上半分がバッサリと折れて、雪の模様に変わります。この転換を「バッサリ」と呼んでいます。

2_六歌仙_バッサリ

『六歌仙容彩』の「バッサリ」、セッティング中です。上手と下手の2カ所あります。面積が広いので重そうですねー。 上半分がバッサリと折れて、室内から桜のある屋外へと一気に景色が変わります!

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2015.04.17

4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

芝居前

『成駒家歌舞伎賑(なりこまやかぶきのにぎわい)木挽町芝居前の場 四代目中村鴈治郎襲名披露 口上』の仕込の様子。

仮花道

4月の歌舞伎座は、両花道です。花道は、いつもは下手側に1本ですが、上手側に「仮花道」が設置されて、2本になります。 写真は、仮花道に敷いた所作台をぞうきんで拭いているところです! 腕っぷしの強い男子たちが、ごしごし拭いたのできれいになりました。

吉田屋

『廓文章(吉田屋)』。長くて重いものを起こしているところで、左側の人が足で押さえて補佐しております。

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2015.04.02

2015年3月にパリのユニクロ(マレ店)で開かれた新商品発表会の舞台製作を弊社で担当させていただきました。当日は、市川猿之助丈が『お祭り』を披露されました。
このイベントは「松竹歌舞伎×ユニクロプロジェクト」の一環で、市川猿之助丈がプロジェクトアンバサダーをつとめておられます。

pari

パリのユニクロ店内に設営した特設舞台(製作中の様子です)

松竹歌舞伎×ユニクロプロジェクトのWEBサイト
http://ut.uniqlo.com/kabuki/jp/

【歌舞伎美人ニュース】
猿之助が登場「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」日本発売記念イベント
http://www.kabuki-bito.jp/news/2015/03/post_1358.html

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2015.03.24

3月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

筆法伝授

『菅原伝授手習鑑 筆法伝授』の最初の場面(菅原館の奥殿)です。金の襖は、絵描きの仕事場で描きますが、こうして舞台に飾った後に手直しをしていきます。 照明がまだ出来上がっていないので、少し暗いですね。金襖は、照明の調整がとても難しいそうですよ。

賀の祝

『菅原伝授手習鑑 賀の祝』の桜、松、梅の木です。これらの木も、大道具が担当しています。この木は風景としての役割だけでなく、芝居にも少し関わってきますね。

「歌舞伎演目案内」というWEBサイトの「花と散った桜丸」の部分に、この場面の舞台写真が掲載されています。桜の前には、桜丸女房・八重、松の前には松王丸女房・千代、梅の前には梅王丸女房・春が座っています。

【歌舞伎演目案内】『菅原伝授手習鑑』

http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/736

寺子屋

『菅原伝授手習鑑 寺子屋』の畳を敷いているところです。長いゴザのようなものを大道具では「上敷(じょうしき)」と呼んでいます(畳敷と表記することも)。畳の縁にもいろいろ種類があり、使い分けていますよ。寺子屋の場合は、黒縁です。

上敷の使い分けについては、以前記事を作りましたのでそちらをご覧ください。
【大道具の道具】その10 上敷(畳敷)その1
http://kabukizabutai.co.jp/saisin/odougunodougu/1578/

 

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2015.03.19

3月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

車引

3月は『菅原伝授手習鑑』を通しで上演。写真は「車引(くるまびき)」の牛車です。

筆法伝授

「筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)」。畳をみんなでゴシゴシと拭いております!

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2015.03.03

2月21日、22日に歌舞伎アカデミーこども歌舞伎スクール「寺子屋」の修了発表会が行われました。こども歌舞伎スクール「寺子屋」は、歌舞伎子役の演技と日本舞踊の実技を中心に和の心、礼儀を学ぶことを目的に2014年に開設されたものです。

これまでのお稽古の成果として『菅原伝授手習鑑 寺子屋』の一場面を木挽町ホール(歌舞伎座ギャラリー内)において披露され、その大道具を弊社が担当させていだきました。

寺子屋

木挽町ホール用に製作した『寺子屋』の大道具

寺子屋

無事に上演が終わり、お客様に挨拶をされる出演者のみなさん。助演として坂東亀三郎丈、中村蝶紫丈、澤村國矢丈もご出演されました。

発表会の詳しい様子は以下をご覧ください。
こども歌舞伎スクール第一期生修了発表会で『寺子屋』(歌舞伎美人ニュース)
http://www.kabuki-bito.jp/news/2015/02/post_1328.html

歌舞伎アカデミーこども 歌舞伎スクール「寺子屋」
http://www.shochiku.co.jp/terakoya/

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2015.02.25

2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

吉例寿曽我

『吉例寿曽我』の石段です。この大きな石段が後ろに倒れる「がんどう返し」という転換があります。 役者さんをのせたままで行いますので、みんなピリピリと神経をはっています。

『吉例寿曽我』の吊枝の梅を整えているところです。

一谷嫩軍記

『一谷嫩軍記 陣門組打』で、使う「波幕(なみまく)」です。これも大道具の担当です。 幕一枚で、舞台が海になります。

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2015.02.19
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