2017年8月公演、準備風景(その2)
8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『歌舞伎座捕物帖(こびきちょうなぞときばなし)』では、劇中劇で「四の切」が出てきます。その屋体です。

『歌舞伎座捕物帖(こびきちょうなぞときばなし)』は、芝居のなかに「歌舞伎座」という劇場が出てきて、話が展開していきます。実在の歌舞伎座の座紋(劇場の紋)は鳳凰丸ですが、芝居中では意外な紋に……。

『野田版 桜の森の満開の下』の準備風景です。歌舞伎のいつもの桜あり、新しいお芝居のための特別な桜もあり。舞台が桜に満ちていて、なかなかの風景でした。
2017年8月公演、準備風景(その1)
8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

舞踊『団子売』の背景画。舞台に飾った後、絵描きが手直しをしているところです。

『野田版 桜の森の満開の下』の準備風景です。走る場面も多い作品。俳優さんたちが、お怪我をされないように、地がすりが滑らないような工夫もしております。

『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』の屋体を「せーの!」で動かしているところです。
2017年7月公演、準備風景(その1)
7月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『矢の根(やのね)』の舞台。市松模様の大きな窓のようなものは「雨障子」です。開いたときにきれいになるように、傾きを調整しています。

『連獅子』の舞台。五色の幕を準備しているところです。
2017年6月公演、準備風景(その2)
6月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『弁慶上使』のふすまです。金襖は、下作業にも時間がかかりますが、こうしてできあがると豪華ですね。花丸は絵描き(第一美術課)が描いています。

『御所五郎蔵』(通称・ごしょごろ)は両花道を使います。通常1本の花道ですが、上手側にもう1本、「仮花道」をつけています。
2017年6月公演、準備風景(その1)
6月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『浮世風呂(うきよぶろ)』は、大きなお風呂場が舞台となります。絵描きが脚立に登って、絵の手直しをしています。

『一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)』の序幕は、秋。黄色い銀杏の葉を、造花の担当者が手で置いていきます。

『鎌倉三代記』の舞台。カメラに気づいて、笑顔が出ていました。
2017年5月公演、準備風景(その2)
5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり )』の舞台です。大道具がどんどん変化していきます。

『梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり )』の舞台の上のほうに吊られているこの飾り。「ヤートコセ」と呼ばれています。

『吉野山』の舞台には、中央に大きな桜の木が立っています。枝状の造花を、担当者が1本ずつ打ち付けて、作り上げています。
2017年5月公演、準備風景(その1)
5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり )』。演じる俳優さんによって、手水鉢の斬り方など、少しずつ演出が変わるところも興味深いですよね。大道具も、俳優さんによって鳥居や玉垣の色、手水鉢など微妙に差があります。

初代坂東楽善丈、九代目坂東彦三郎丈、三代目坂東亀蔵丈の襲名披露公演。大道具も、お祝いでいただいた襲名Tシャツ、半纏を着用しています(写真はラジオ体操をしているところ)。
2017年4月公演、準備風景(その2)
4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『伊勢音頭恋寝刃』の舞台。橋のような廊下が印象的ですよね。大きな丸窓も、お芝居に関わってきます。

『熊谷陣屋』の舞台では、手前に「所作台(しょさだい)」を敷き詰めています(現場では、単に「所作」と呼ぶ)。写真のように、1枚ずつ手で運んで、敷いています。
今年4月より、歌舞伎を題材としたテレビ番組「カブキブ!」の放送がはじまりました。物語のなかで、歌舞伎の舞台の場面が出てきますが、そのツケのパート(音)を弊社の「ツケ打ち」が担当させていただいております。松竹演劇本部さんが歌舞伎監修をされており、歌舞伎の演目も登場人物のセリフなどで、わかりやすく解説されています。ぜひ、ご覧くださいませ。
「カブキブ!」公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/kabukibu/

ツケ打ちインタビュー
http://kabukizabutai.co.jp/tsukeuchi/
2017年4月公演、準備風景(その1)
4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『醍醐の花見』。大きな造花の桜が舞台を彩ります。

舞台の上に吊られている桜の造花を「吊り桜(糸桜)」といいます。舞台には少ししか見えていなくても、結構長さがあります。写真は、吊り桜のからまりをほどくため、パタパタしているところです。







