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  • 大道具の道具

    大道具には、小さなサイズの道具もたくさんあります。今回は、庭に置いてある小さな台「くもで」をご紹介します。


    『文七元結』の長兵衛さんの家の庭。赤い矢印の台が「くもで」です。ちなみに、上にのっている白い手水鉢は小道具です。

    『文七元結』の長兵衛宅の庭。赤い矢印の台が「くもで」です。ちなみに、上にのっている白い手水鉢は小道具です。

    『髪結新三』の新三宅の庭にある「くもで」。『文七元結』と比べると、障子の様子も異なりますね。同じような庶民でも、経済状況の差を、いろんなディテールで表現をしています。障子、塀、枕屏風(これは小道具)など、同じアイテムもちょっとずつ違っています。

    『髪結新三』の新三宅の庭にある「くもで」。『文七元結』と比べると、障子の様子も異なりますね。同じような庶民でも、経済状況の差を、いろんなディテールで表現をしています。障子、塀、枕屏風(これは小道具)など、同じアイテムもちょっとずつ違っています。

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    2015.10.10
  • 大道具の道具

    大道具の転換には多くの種類があり、場面ごとにふさわしい技法で転換をしています。ハイテク技術が発達した時代ですが、歌舞伎では人と人との間合いや呼吸、芝居の流れを大切にしており、多くの場合、人の力で動かしています。
    そうした人力による「転換」のひとつに「あおり」があります。大臣囲いにつけられた絵を本のページをめくるように折り返して絵を変化させます。あおりは原則として舞台の外側から内側へ折り返します。これは裏方の顔が客席に向かないようにとの配慮もあります。


    aori00

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    2015.08.16
  • 大道具の道具

    『女暫』の冒頭に登場する回廊です(2015年1月公演)。
    奴たちが上手にはけると、この回廊は中央から左右に分かれて上手(かみて)と下手(しもて)にはけてなくなります。この転換を「引きわり」とよびます(大道具の転換担当者が人の力で動かしています)。
    写真は「道具調べ」の際に、「引きわり」のタイミングや動きをチェックしているところです。

    ひきわり

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    2015.01.23
  • 大道具の道具

    歌舞伎の大道具は「道具帳」と呼ばれる1枚の絵を基に製作されています。舞台を真正面から見たときの完成図のようなもので、1/50の縮尺で場面ごとに一枚ずつ描かれます。

    写真は『寺子屋』の道具帳を描いているところです。

    道具帳

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    2014.10.25
  • 大道具の道具

    大道具では畳の部屋をあらわすときに「上敷(畳敷)」という長いゴザを用います。読み方は「じょうしき」です。今回は、転換の際の上敷の扱いについて、ミニレポートをしてみます。

    以下の写真は、『伊勢音頭恋寝刃』の場面転換の練習風景です(2014年9月末の道具調べで撮影)。
    廻り舞台(盆)を使って、裏側に飾ってある奥庭の場面にするのですが、上敷が邪魔にならないように盆の内側に寄せます。素早くきれいに寄せるのは、新人にとってはなかなか難しい様子。先輩が何度もお手本を見せて、指導していました!

    伊勢音頭_転換練習

    左端が新人です。上敷をささっと寄せる練習中。

    伊勢音頭_畳

    右の先輩がお手本をやってみせます。

    伊勢音頭_転換練習

    新人ひとりで、何度も練習!

    【大道具の道具】 上敷(畳敷)その1 はこちら
    http://kabukizabutai.co.jp/saisin/odougunodougu/1578/

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    2014.10.09
  • 大道具の道具

    小道具と大道具の役割分担については、「引っ越しで持っていけるものは小道具、持っていけないものは大道具」というのがおおまかな目安ですが、曖昧なものもたくさんあります。常磐津舞踊の大曲『関の扉』にも、そういう道具がありますので、クイズを作ってみました。

    【大道具・小道具、どっちクイズ】
    以下は、『関の扉』の道具です。1〜4のうち、小道具さんが担当されるものは、どれでしょうか?
    (答えは、このページの下のほうにあります)

    1:桜の樹木の花
    2:つり下げられている雲
    3:桜の小枝
    4:高札
    関の扉

    積恋雪関扉道具帳

    『関の扉』の道具帳

    【答え】
    1:桜の枝は、大道具が受け持ちます。
    2:この雲は小道具さんです!
    (演目によっては大道具が担当する雲もあります)
    3:この小枝は、役者さんが手に持ちますので小道具さん。
    4:この高札は、大道具。ただし、『熊谷陣屋』のように役者さんが手に持つものは小道具さんで作られます。ちなみに『京鹿子娘道成寺』の高札は大道具の担当です。

    というわけで、正解は2と3でした。雲や高札は、私たちでも「あれ、どっちだっけ?」というものもありまして、今回も小道具さんに確認に行ったりしましたよ。雲は特に難しいですね。

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    2014.08.29
  • 大道具の道具

    『恐怖時代』奥庭の睡蓮です。
    造花の担当者によると、睡蓮と蓮は混同されがちですが、植物学的には異なるためいろいろ調べて準備したとのこと。睡蓮は、葉に切れ込みがあり、花は水面にぽこっと浮くようにして咲きます。また、睡蓮の花が歌舞伎に登場することは、珍しいとのことでした(『恐怖時代』の上演自体、ずいぶん久しぶりです)。

    花が水に浮いたように見せるための細工をしているところ(写真左)。舞台に飾ったところ(写真右)

    睡蓮の花の造花

    蓮

    『怪談乳房榎』(二幕目第三場高田南蔵院本堂の)に蓮を描いた襖があったので参考までにご紹介します。

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    2014.08.05
  • 大道具の道具

    『正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)』の「唐子台(からこだい)」です。
    側面は金地に松竹梅のおめでたい柄が描かれています。

    唐子台

    道具調べのために唐子台を準備しているところ

     

    唐子台

    唐子台の側面

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    2014.07.13
  • 大道具の道具

    舞台の脇に置いてあるこの不思議な引き出し。これは、舞台転換を行う大道具が使うロープ入れです。
    さっと取り出せるように、からまないようにして箱の中に入れておきます。素材は綿で、色は白と黒。
    両手を広げると6尺くらいの長さになり、自分の身体をものさしがわりにして、必要な長さをはかって使っています。
    ロープ

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    2014.07.10
  • 大道具の道具

    歌舞伎の舞台では多種多様な幕が使われますが、幕の種類によって扱う係が異なります。この浅葱幕(あさぎまく)は、大道具が扱うもので、いろいろな演目で多用されています。
    浅葱幕の主な使い方は、「振り落とし」と「振りかぶせ」。「振り落とし」は、あらかじめ舞台に幕を垂らしておいて、ぱっと幕を落として舞台を一瞬で見せるというもの。今月(2014年7月)の『夏祭浪花鑑』の大詰(屋根の上)の冒頭でも「振り落とし」があります(以下の写真)。
    「振りかぶせ」は、逆にお芝居が進行しているときに、舞台上からぱっと幕をおろして舞台を隠してしまいます。いずれも歌舞伎ならではの優れた演出です。

    浅葱幕

    『夏祭浪花鑑』の大詰の「振り落とし」

    浅葱幕

    浅葱幕を巻き上げているところ。

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    2014.07.07
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