360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

 

最新情報最新情報

歌舞伎座では、来月の準備がまだ続いておりますが、私たちも今日が仕事納めです。
この1年、弊社のHP、Facebookページをご覧いただきまして、ありがとうございました。
みなさまも、よい新年をお迎えください。

おかざり

大道具の部屋にもお正月のお飾りがつけられました

 ...続きを読む >>
2014.12.30

11月1日の初日を前に、歌舞伎座の顔見世恒例の「櫓(やぐら)」が正面玄関の唐破風の上に揚げられました。櫓は、江戸時代に幕府公認の劇場である証でした。歌舞伎座の櫓はその伝統と誇りを受け継いだもので、大道具が製作し、鳶の方々が設置作業を行っています。

櫓

10月28日の午前中から作業は始まりました。まずは櫓の土台を作る作業からスタートです。

櫓

櫓の柱を屋根の上に運びます。

櫓

屋根の上で組み上げます。

櫓

櫓に幕をつけていきます。

櫓

完成です。

 ...続きを読む >>
2014.10.28

9月4日から歌舞伎座ギャラリー(歌舞伎座タワー5階)にて、「歌舞伎は旅する大使館<後期展示> 歌舞伎ファンを世界に」展がはじまりました。今回の展示では、1990年以降から最新の平成中村座ニューヨーク公演までの海外公演についてさまざまな切り口で紹介されています。
海外公演で上演回数の多かった『連獅子』『藤娘』などの衣裳やかつら、小道具の実物展示も。大道具のものとしては『連獅子』の「二畳台」が展示されています。お近くにお越しの機会がありましたら、ぜひおでかけくださいませ。

gallery

正面の舞台に展示されているのは『連獅子』の衣裳やかつら、小道具。衣裳の下にあるのが二畳台。ちなみに牡丹は小道具さんの扱いになります。

■■■ 歌舞伎座ギャラリー[歌舞伎は旅する大使館]■■■
■■■ <後期展示>歌舞伎ファンを世界に 概要  ■■■

【日程】
2014年9月4日(木)~2015年1月25日(日)
※10月24日(金)は14時開館

【休館日】
2014年12月27日(土)~2015年1月1日(木・祝)

【開館時間】
10:00~18:00
※最終入館は17:30まで

【会場】
歌舞伎座ギャラリー(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5F)

【入場料(税込)】
一般:600円
小・中学生:500円(小学生未満無料)
団体:500円(20名様以上一律)

歌舞伎座ギャラリーについての詳しい情報やお問い合わせ先については以下をご覧下さい。
松竹株式会社 歌舞伎座ギャラリー
http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/gallery/

 ...続きを読む >>
2014.10.01

松竹大谷図書館は、演劇、映画に関する貴重な資料を収集、整理、保存し、研究に協力したり閲覧の場を提供している公益財団法人の図書館です。歌舞伎の資料も多く所有しており貴重な存在です。今月からインターネットを通じて寄付や協力を募るクラウドファンディングに参加し、所蔵約44万点の資料のうち、約5,000点を占める「芝居番付」のデジタル化実現を目指し支援者を募集されています。詳しい内容は以下の歌舞伎美人のニュースをご覧ください。

※10月29日にプロジェクトが成立されたそうです(募集は終了しました)。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

松竹大谷図書館の公式WEBサイト
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/

【歌舞伎美人ニュース】
歌舞伎の芝居番付をデジタル化するプロジェクト、支援者募集
http://www.kabuki-bito.jp/news/2014/09/post_1196.html
大谷図書館

 ...続きを読む >>
2014.09.13

日本テレビの昼の番組「ヒルナンデス!」にて、秀山祭九月大歌舞伎に関する特集が2週にわたって放送されます。秀山祭の魅力をさまざまな角度から紹介されるようで、私たち大道具も取材に協力させていただきました。よろしければご覧いただけましたら幸いです。

ヒルナンデス! 毎週月曜〜金曜 11:55−13:55
http://www.ntv.co.jp/hirunan/

放送予定日:2014年9月8日(月)、9月15日(月・祝)
*都合により変更されることもあります。あらかじめご了承ください。

秀山祭九月大歌舞伎
平成26年9月1日(月)~25日(木)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2014/09/post_79.html

 ...続きを読む >>
2014.09.06

「KABUKI KOOL」はNHK WORLDの英語放送番組で、2014年4月より放送が開始されています。番組のホストを務めるのは市川染五郎丈と春香クリスティーンさん。歌舞伎の魅力を海外の初心者向けにわかりやすく紹介するという番組です。
6月に放送された第3回のテーマは「Unique Kabuki Stage Structures」。大道具の製作の様子も番組内で少しご紹介いただきました。
全10回の放送予定とのことで、これからもさまざまな切り口で歌舞伎を紹介されるそうです。ぜひご覧くださいませ。

KABUKI KOOLのWebサイト
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/kabukikool/

KABUKIKOOL

春香クリスティーンさんが大道具の仕事場を訪問した様子の動画もアップされています。

KABUKI KOOLのWebサイト(動画は3分半くらいです)
Painting Kabuki Sets
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/kabukikool/haruka_visit_3.html
KABUKI KOOL

 ...続きを読む >>
2014.07.01

朝日新聞のWebマガジン「&W」に弊社の仕事の様子を取材していただいた記事が掲載されました(&Wは女性向けのWebマガジン。&Mという男性向けのページもあります)。2014年5月に歌舞伎座で行われている「團菊祭五月大歌舞伎」の大道具ができるまでをご紹介いただいています。たくさんのヴィジュアルで大道具の仕事をご覧いただけます。

この記事をご覧になった方で、もっと大道具の仕事を知りたいという方は、以下のページをおすすめします。大道具の仕事は分業化されていますが、それぞれの部署がどんな仕事をしているのか、インタビュー形式でまとめてあります。

大工仕事をしている人のインタビュー
http://kabukizabutai.co.jp/seisaku/

色を塗る仕事をしている人のインタビュー
http://kabukizabutai.co.jp/daini_bijyutsu/

絵を描く仕事をしている人のインタビュー
http://kabukizabutai.co.jp/daiichi_bijyutsu/
朝日新聞デジタル &W
歌舞伎座の「大道具」ができるまで
http://www.asahi.com/and_w/gallery/20140502_kabuki/

&W

 ...続きを読む >>
2014.05.02

歌舞伎座新開場から一周年を迎えたことを記念して、2014年4月28日に歌舞伎座において「GINZA KABUKIZA一周年記念式典」が執り行われました。
式典の様子については、歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」をご覧ください。

歌舞伎美人ニュース
「GINZA KABUKIZA一周年記念式典」を開催
http://www.kabuki-bito.jp/news/2014/04/ginza_kabukiza_3.html

式典では、式典名を書いた看板が舞台に飾られました。これは「一文字看板」と呼ばれるもので、文字数に応じてさまざまな幅があります(上記のニュースの写真に「一文字看板」が舞台に飾られている写真が掲載されています)。

一文字看板

歌舞伎座の舞台で一文字看板の文字を書いているところ。アルファベットもほぼフリーハンド。

一文字看板

文字を書いているのは「岡本文字書き店」の岡本さん。大きな筆で、一気呵成に仕上げていきます。

歌舞伎の大道具のなかの文字では、雪洞(ぼんぼり)や襖、障子などの文字、『助六由縁江戸桜』が上演される際に河東節(かとうぶし)でご出演される方々のお名前の札などを岡本さんに書いていただいています。

筆文字

吉原の風景「仲ノ町(なかのちょう)」に出てくる雪洞(ぼんぼり)の文字を書いているところ。

「岡本文字書き店」のホームページ
http://moji-kaki.com/index.php?FrontPage

 ...続きを読む >>
2014.04.29

4月26日より「馬の博物館」(神奈川県)で特別展「歌舞伎と馬」が開催されます。歌舞伎の舞台に登場する「馬」について、絵画や工芸品、小道具、映像資料などを通して詳しく知ることができる展覧会で、弊社が所蔵する馬にまつわる演目の道具帳も展示されます。弊社では、展示デザインなどでもお手伝いをさせていただきました。
*馬の博物館:公益財団法人馬事文化財団が運営している博物館。1860年代に横浜で始まった洋式競馬発祥を記念した根岸競馬記念公苑内に、日本中央競馬会により開設。

【展示構成】
第一章 歌舞伎舞台(劇場)の始まり
第二章 歌舞伎と馬
第三章 歌舞伎を演じる馬
特集展示 競馬を愛した名優 七代目中村芝翫丈を偲ぶ

*入場料など詳しくは、馬の博物館の公式WEBサイトをご覧ください。
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/

*歌舞伎関連グッズを販売する松竹歌舞伎屋本舗も特別出店します。
松竹歌舞伎屋本舗 http://kabukiyahonpo.com/index.html

馬の博物館

【展示概要】
会期:平成26年4月26日(土)~6月8日(日)
会場:馬の博物館(横浜市中区根岸台1-3)
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜休館(祝日は開館)

 ...続きを読む >>
2014.04.19

弊社の絵描き(第一美術課)の山中隆成が第69回春の院展に「残雪」を出品し、入選いたしました。院展(正式名称は「日本美術院展覧会」)は、公益財団法人 日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会のことで、春と秋に開催されます。春は「春の院展」、秋は「再興院展」と呼ばれています。

院展・日本美術院のホームページ
http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html

yamanaka

山中隆成(やまなか たかなり)
第一美術課 課長
昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成11(1999)年より歌舞伎座舞台で絵描きとして働き始め、翌年に正式入社。日本美術院特待(*)で歌舞伎座舞台の絵描きである後藤芳世の勧めにより、院展に出品をはじめる。大学時代の先生でもあり日本美術院同人(現・理事長)の松尾敏男(まつお としお)画伯に師事。歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、松尾敏男画伯が舞台美術を担当。師の描いた道具帳の意図を汲みとり、「囲い」(*)の図案を考えて描くなど、舞台の背景画を描く指揮をとる。平成18(2006)年の再興第91回院展をはじめ、過去に春の院展に2回、再興院展に2回、入選を果たしている。
*特待:再興日本美術院展覧会(院展)に20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*囲い:大臣囲いの略。舞台の上手と下手の黒御簾の前に飾る絵のこと。

入選作品「残雪」について
今年の2月に大雪が降ったときの光景を描いたものです。絵を描く際は、まずスケッチをするのですが、日中は仕事をしているので、どうしても夜に描くことが多くなります。そのようなこともあり、描く作品は夜を題材にしたものが多くなります(笑)。松尾先生と歌舞伎の舞台のお仕事をご一緒させていただけることについては、大変光栄に感じています。これからも歌舞伎の大道具の仕事と、日本画を描くことを両立していきたいと思っています。

鳳凰祭四月大歌舞伎
平成26年4月2日(水)~26日(土)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2014/04/post_74.html

第69回春の院展 東京展
山中隆成の絵も展示されます(他地域での巡回展での展示は未定)。

日程:2014年3月26日(水)~4月7日(月)
場所:日本橋三越本店  本館・新館7階ギャラリー
*山中の絵は、第1会場Fゾーンに展示されています。
展覧会のポスター(PDF)
http://nihonbijutsuin.or.jp/poster/69Tokyo/tokyo_poster.pdf

*フェイスブックのコメント欄などから、たくさんのお祝いの言葉をいただきました。ありがとうございました。山中からお礼の言葉です。

山中さん

「たくさんの方からお祝いの言葉をいただきまして、とてもうれしく感じるとともに、ちょっとびっくりしています。ありがとうございました。これからも精進してまいります。」

 ...続きを読む >>
2014.03.26
8 / 10« 先頭...678910
ページの上へ戻る