2020年2月公演、準備風景(その1)
2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)』の船です。ダイナミックな転換もあります。

『筆法伝授』は、上品で贅沢な道具です。場面転換も、凝っていて、楽しめます。
2020年1月公演、準備風景(その1)
1月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)』の舞台です。雪が積もった様子は、白い布を敷くことで表します。

『河内山(こうちやま)』の転換の練習風景です。長いゴザを手早くさばいて盆(回り舞台)の内側におさめます。これも大道具の仕事です。若手の練習に、先輩が付き合っています。
2019年12月公演、準備風景(その1)
12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『たぬき』の序幕。古典作品とは異なって、大道具も写実的です。

月は、照明さんが担当される場合もありますが、このたびの『村松風二人汐汲』は大道具です。
2019年11月公演、準備風景(その1)
11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

大道具には、造花の担当者がいます。11月の舞台も、花がたくさん咲いております。

『研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)』三幕目の道具。こちらの木の葉も造花です。
2019年10月公演、準備風景(その1)
10月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『通し狂言 三人吉三巴白浪』の「火の見櫓」の道具。一面の雪景色です。

「塗方(ぬりかた 第二美術課)」の細かな仕事。木の板の側面に線を引いているところ。とっても手早いです。『御摂勧進帳』の屋体。
2019年9月公演、準備風景(その1)
9月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)』の道具。長兵衛の家の出入り口付近です。

『沼津(ぬまづ)』の幕開きの場面。のどかな田舎の風景を、絵描きが手直ししているところです。
2019年8月公演、準備風景(その1)
8月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『東海道中膝栗毛』の海中の場面。絵描きが手直しをしているところです。

『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』の準備風景。長いゴザを敷くのですが、みんな投げるようにして、ざっと一気に、そしてまっすぐ正確に敷いていきます。これをひとつの演出としてお客様の前でお見せするのが「出投げ」です。
「出投げ」の記事
http://kabukizabutai.co.jp/saisin/genba/3879/
2019年7月公演「出投げ」
7月歌舞伎座公演『星合世十三團 成田千本桜』では、「出投げ(でなげ)」があります。舞台が転換するときに、上手(かみて)から大道具が一人出てきて、長いゴザを投げるようにして、端から端までいっきに敷くのです。このたびは中堅3名が「出投げ」を担当しています。

ゴザを投げるようにして、敷きます。この丸めたゴザ、すっごく重たいんですよ。

今月「出投げ」をやっているのは、この3名。前の月から、終演後に練習を重ねてきました。写真は、その練習風景。

投げるゴザは、かなりきつく巻いておくのがキモです。これがゆるいと、うまくゴザが走らないらしいです。ぎゅーっと。
2019年7月公演、準備風景(その1)
7月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『星合世十三團 成田千本桜』の道具幕。サクサクと、すばやくたたんでいきます。

『外郎売』の舞台。この文字も、大道具の担当。塗方(ぬりかた)と呼ばれる「第二美術課」のお仕事です。写真に写っているのは、転換と呼ばれる作業をする人(「歌舞伎座課」所属)、大工仕事をする「製作課」の人たちです。いろんな部署が、連携しながら仕事をしています。
2019年6月公演、準備風景(その1)
6月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)』の鳥居です。バランスをとりながら、素早く運んでいました。

新作歌舞伎『月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)』の背景画。絵描きが描いたものを、みんなで張っているところです。