360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

 

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12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『吹雪峠』の小屋です。たっぷり積もった雪とつららが、厳しい寒さを表していますね。

『吹雪峠』の小屋です。たっぷり積もった雪とつららが、厳しい寒さを表していますね。


『吹雪峠』の雪の色味を絵描きが調整しているところです。なんでもない白に見えるかもしれませんが、こうしたところも気を配っています。写真は、色を塗った後にドライヤーをかけて乾燥させているところ。

『吹雪峠』の雪の色味を絵描きが調整しているところです。なんでもない白に見えるかもしれませんが、こうしたところも気を配っています。写真は、色を塗った後にドライヤーをかけて乾燥させているところ。

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2016.12.22

12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


新作歌舞伎「あらしのよるに」は、緑が豊かな自然が舞台となります。ですので、大道具もいつもとはちょっと違った雰囲気です。

新作歌舞伎「あらしのよるに」は、緑が豊かな自然が舞台となります。ですので、大道具もいつもとはちょっと違った雰囲気です。


「あらしのよるに」は床も、芝生になっています。

「あらしのよるに」は床も、芝生になっています。

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2016.12.08

12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『京鹿子娘五人道成寺』の鐘を運んでいるところです。

『京鹿子娘五人道成寺』の鐘を運んでいるところです。


『京鹿子娘五人道成寺』で使われる紅白の幕を扱っているところです。

『京鹿子娘五人道成寺』で使われる紅白の幕を扱っているところです。

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2016.12.03

11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『加賀鳶』に出てくる質屋の場面。上手側には、立派な扉のついた蔵があります。遠くから見ると絵のようにも見えますが、微妙に立体になっています。

『加賀鳶』に出てくる質屋の場面。上手側には、立派な扉のついた蔵があります。遠くから見ると絵のようにも見えますが、微妙に立体になっています。

『祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)』の高欄(こうらん)を準備しているところです。

『祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)』の高欄(こうらん)を準備しているところです。

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2016.11.23

11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『御浜御殿綱豊卿』では、廻り舞台を使った転換があります。そのときに、上手(かみて)と下手(しもて)の端は、絵本をめくるようにして変化させます。これを「あおり」と言います。本番では、ささっとやってしまいますが、大道具が手で動かしています。

『御浜御殿綱豊卿』では、廻り舞台を使った転換があります。そのときに、上手(かみて)と下手(しもて)の端は、絵本をめくるようにして変化させます。これを「あおり」と言います。本番では、ささっとやってしまいますが、大道具が手で動かしています。


『御浜御殿綱豊卿』では、畳の大広間の場面があります。長いゴザのようなものを敷き詰めるのですが、きれいにとめておかないと、ゴザが動いてしまったりしますので、このあたりも神経をつかっております。

『御浜御殿綱豊卿』では、畳の大広間の場面があります。長いゴザのようなものを敷き詰めるのですが、きれいにとめておかないと、ゴザが動いてしまったりしますので、このあたりも神経をつかっております。

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2016.11.17

11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)』の台を準備しているところです。親子四人で踊られる迫力ある舞台です。

『祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)』の台を準備しているところです。親子四人で踊られる迫力ある舞台です。

『盛綱陣屋』の紅葉の立木です。葉は造花なのですが、それを枝に打ち付ける担当がおりまして、お芝居ごとに打っています。いろいろな状況を判断する必要があり、専門でないとできない仕事です。

『盛綱陣屋』の紅葉の立木です。葉は造花なのですが、それを枝に打ち付ける担当がおりまして、お芝居ごとに打っています。いろいろな状況を判断する必要があり、専門でないとできない仕事です。

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2016.11.09

今月は、中村橋之助改め八代目中村芝翫 中村国生改め四代目中村橋之助 中村宗生改め三代目中村福之助 中村宜生改め四代目中村歌之助の襲名披露興行。口上(こうじょう)の舞台美術は、日本画家の朝倉隆文先生によるものです。朝倉先生の原画をもとに、弊社の絵描きが描かせていただきました。


第一美術課(絵描き)課長の山中隆成が、朝倉隆文先生の原画を元に、描いていきました。

第一美術課(絵描き)課長の山中隆成が、朝倉隆文先生の原画を元に、描いていきました。


金の部分は、塗方が担当しています。

金の部分は、塗方が担当しています。


実際に舞台に飾って、手直しを行う「道具調べ」の様子。

実際に舞台に飾って、手直しを行う「道具調べ」の様子。


襲名を記念してくばられたTシャツを着て、舞台転換の仕事にとりかかります(初日の様子)。

襲名を記念してくばられたTシャツを着て、舞台転換の仕事にとりかかります(初日の様子)。




歌舞伎美人ニュース
口上の舞台の写真(2点)も掲載されています。
http://www.kabuki-bito.jp/news/3597

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2016.10.14

10月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『初帆上成駒宝船』。帆には、芝翫丈の定紋である祗園守(ぎおんまもり)が大きくかかげられています。

『初帆上成駒宝船』。帆には、芝翫丈の定紋である祗園守(ぎおんまもり)が大きくかかげられています。

『藤娘』の造花を飾り付けているところです。房をつける位置を考えたり、花びらを整えたりと、みんな慎重に作業をしていました。

『藤娘』の造花を飾り付けているところです。房をつける位置を考えたり、花びらを整えたりと、みんな慎重に作業をしていました。

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2016.10.11

9月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『碁盤忠信』の舞台転換の手順を確認しているところです。通常の演目ではやりませんが、新作や普段あまりやらない演目では、こうした時間を設けます。

『碁盤忠信』の舞台転換の手順を確認しているところです。通常の演目ではやりませんが、新作や普段あまりやらない演目では、こうした時間を設けます。


『吉野川』の「かすみ幕」です。ひょこひょこと動く「かすみ幕」は、大道具が扱っています。ユニークな幕の使い方ですよね。

『吉野川』の「かすみ幕」です。ひょこひょこと動く「かすみ幕」は、大道具が扱っています。ユニークな幕の使い方ですよね。

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2016.09.25

9月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。


『元禄花見踊』の「吊り桜」を整えているところです。花のところがすぐにからまってしまいますので、目でチェックして手作業でほぐします。「吊り桜」は近くで見ると結構、長いんですよ。

『元禄花見踊』の「吊り桜」を整えているところです。花のところがすぐにからまってしまいますので、目でチェックして手作業でほぐします。「吊り桜」は近くで見ると結構、長いんですよ。

『一條大蔵譚』「奥殿」の屋体です。左側の「花丸」は絵描き(第一美術課)、右の金色の文様は「奉書雲(ほうしょぐも)」と言う名称で塗方(第二美術課)が描いています。

『一條大蔵譚』「奥殿」の屋体です。左側の「花丸」は絵描き(第一美術課)、右の金色の文様は「奉書雲(ほうしょぐも)」と言う名称で塗方(第二美術課)が描いています。

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2016.09.20
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