今年の4月2日に新しい歌舞伎座が新開場してから、興行も9カ月目に入りました。 今月(12月)8日の昼の部で、ご来場のお客様が100万名様に達したそうです。これを記念し、8日の昼の部にご来場のお客様に、歌舞伎座から御礼の品が進呈されましたが、私たち大道具も同じ記念品を頂戴しました。

12月8日にお客様に配られたものと同じ品。(『仮名手本忠臣蔵 三段目』の松の間の襖をバックに撮影)
私たち大道具もお客様により一層喜んでいただくために、これからも仕事にはげんでまいります。
*12月8日の歌舞伎座の様子については以下のニュースをご覧ください。
歌舞伎美人 ニュース
歌舞伎座ご来場者数100万名様を達成
http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/12/100wo.html
12月12日(木)から歌舞伎座ギャラリー(歌舞伎座タワー5階)にて、「歌舞伎 雪景色から早春へ」展がはじまります。私たち大道具も、道具帳の展示や背景の飾りなどでお手伝いをさせていただいております。今回の展示では、歌舞伎で降らせる雪の体験コーナーがあり、大道具の雪かごを展示しています。ご来場者のみなさまも雪を降らせてみることができます。ぜひおでかけくださいませ。
以下の写真は「歌舞伎 雪景色から早春へ」展の仕込み風景です。まだ小道具の展示などがされていないなど、本番の展示と異なるところがあります。あらかじめご了承ください。また、写真にはありませんが、衣裳などを展示したスペースもあります。

雪にまつわる演目の道具帳の実物も展示しています。ちなみに、今回のポスターになっている雪の風景は『恋飛脚大和往来 新口村』の道具帳です(すごく見えにくいですが、中央列の一番上の道具帳)。

「雪籠体験処(ゆきかごたいけんどころ)」。ひもを引っ張って、天井に吊るされた籠からハラハラと雪を降らせることができます。
かつて雪を降らせる際は、どこの劇場でもこの雪かごを用いていましたが、現在はネットを使って雪を降らせるやり方が主流となっています(12月の歌舞伎座公演『仮名手本忠臣蔵 十一段目』もネットを使っています)。しかし、雪かごならではの良さもあり、歌舞伎座舞台では舞台の一部分だけに雪を降らせたい場合などに、この古風なやり方を残しています。
【日程】
2013年12月12日(木)~2014年3月2日(日)
※12月30日(月)~1月3日(金)、1月23日(木)は休館
※12月15日(日)17:00閉館(最終入館16:30)
【開館時間】
10:00~18:00
※最終入館は17:30まで
【入場料(税込)】
一般:500円(小学生未満無料)
団体:400円(20名様以上)
歌舞伎座ギャラリーについての詳しい情報やお問い合わせ先については以下をご覧下さい。
松竹株式会社 歌舞伎座ギャラリー
http://www.shochiku.co.jp/notice/play/2013/11/009218.html
この度、弊社の芝田正利が舞台監督の金一浩司氏とともに、第19回ニッセイ・バックステージ賞を受賞しました。ニッセイ・バックステージ賞は舞台技術を裏から支え、優れた業績を挙げている舞台技術者に光を当て、その苦労に報いるために公益財団法人ニッセイ文化振興財団が創設した賞です。芝田正利については、ツケ打ちの最古参として歌舞伎座を中心に活躍し、さらに後進の指導育成にも尽力するなど歌舞伎の発展に寄与していることが受賞理由となりました。
2013年11月26日、日生劇場(東京・日比谷)において贈賞式が行われましたので、その様子をご紹介いたします。
※ニッセイ・バックステージ賞の詳細はこちらをご覧ください。

第19回ニッセイ・バックステージ賞 贈賞式(日生劇場の舞台にて) 公益財団法人ニッセイ文化振興財団理事長の田口 弥 様より賞状、賞品、目録などが贈呈されました。

(写真左)市川左團次丈より御祝辞を賜りました。そして左團次丈の見得に合わせて、芝田がツケを打つというサプライズも。これは左團次丈による粋な計らいで、この後、ツケを入れずに見得をするとどうなるかを実演され、ツケの効果を丁寧にお話くださいました。(写真右)推薦者の坂東三津五郎丈も、体調が回復され会場にかけつけてくださいました。前列左より坂東三津五郎丈、市川左團次丈、後列、芝田正利夫妻。

受賞者インタビューの様子。大道具の仕事をはじめたきっかけや、ツケ打ちの稽古の思い出などを語りました。

会場となった日生劇場のロビーには、金一浩司氏と芝田正利の写真も展示されました。
<受賞に関するメディア掲載>
歌舞伎 on the web トピックス記事
歌舞伎座舞台(株)芝田正利氏に第19回ニッセイ・バックステージ賞が贈られました
http://www.kabuki.ne.jp/cms/topics_20131201_684.html
2013年11月18日の読売新聞(朝刊)
ニッセイ・バックステージ賞を受賞した歌舞伎のツケ打ち 芝田正利さん
2013年11月21日の日本経済新聞(朝刊)
刻む拍子柝 歌舞伎に活気 役者の見得に効果音 「附け打ち」の最古参 芝田正利
日本経済新聞社のホームページ http://www.nikkei.com/
2013年11月27日の産経新聞(朝刊)「きょうの人」
歌舞伎「ツケ打ち」でバックステージ賞 芝田正利さん(69)
見得生かす技「役者さんに育てていただいた」
産経新聞のホームページ http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131126/ent13112621460011-n1.htm
芝田正利(しばた まさとし)
ツケ打ち、大道具方
昭和19(1944)年、東京都江東区生まれ。長谷川大道具株式会社(現・歌舞伎座舞台株式会社)に勤める兄の勧めで昭和40年に同社の臨時雇用となり、翌年に正式入社。大道具の飾り込みや転換作業、経師、幕引きを担当。その後、菊五郎劇団付きのツケ打ちだった中村藤吉に師事。昭和45年11月『通し狂言 伽羅先代萩』で歌舞伎座のツケ打ちとして初舞台。歌舞伎座、舞踊会、海外公演などでツケ打ちを担当。飾り込みや舞台転換の際は、円滑に作業を進めるための指揮も執る。
平成9年第十三回日本舞台芸術家組合賞受賞。平成19年日本俳優協会再建立50周年記念永年功労者表彰。日本演劇興行協会における「平成21年度助成事業」表彰。平成24年度文化庁長官表彰。平成25年第19回ニッセイ・バックステージ賞受賞。
11月、12月の『仮名手本忠臣蔵』の上演に合わせて、土産物店が並ぶ「木挽町広場」(歌舞伎座・地下2階)も忠臣蔵の世界を表現し、公演を盛り上げることになりました。弊社では、忠臣蔵をイメージしたバナーやなまこ塀など製作させていただきました。

設営の様子。なまこ塀の製作は、製作課が大工仕事で形をつくり、第二美術課(塗方)が色を塗りました。間近でご覧になってみると、面白いかもしれませんね。

2人とも第二美術課(塗方)です!

天井近くの赤と白のバナーも、弊社が担当しております。

こちらのなまこ塀には、来年のカレンダーがずらり。歌舞伎座で観劇なさる方も、そうでない方も木挽町広場で忠臣蔵の世界を楽しんでいただけましたら幸いです。

たくさんのお店が出店しております。お近くにお越しの際は、ぜひのぞいてみてくださいね。
第19回ニッセイ・バックステージ賞の受賞者が発表され、弊社のツケ打ちの芝田正利が同賞を受賞することが決定しました。ニッセイ・バックステージ賞は舞台技術を裏から支え、優れた業績を挙げている舞台技術者に光を当て、その苦労に報いるために公益財団法人ニッセイ文化振興財団が創設した賞です(2005年には弊社の後藤芳世が同賞を受賞しています)。
※ニッセイ・バックステージ賞の詳細はこちらをご覧ください。
芝田正利(しばた まさとし)
ツケ打ち、大道具方
昭和19(1944)年、東京都江東区生まれ。長谷川大道具株式会社(現・歌舞伎座舞台株式会社)に勤める兄の勧めで昭和40年に同社の臨時雇用となり、翌年に正式入社。大道具の飾り込みや転換作業、経師、幕引きを担当。その後、菊五郎劇団付きのツケ打ちだった中村藤吉に師事。昭和45年11月『通し狂言 伽羅先代萩』で歌舞伎座のツケ打ちとして初舞台。歌舞伎座、舞踊会、海外公演などでツケ打ちを担当。飾り込みや舞台転換の際は、円滑に作業を進めるための指揮も執る。
平成9年第十三回日本舞台芸術家組合賞受賞。平成19年日本俳優協会再建立50周年記念永年功労者表彰。日本演劇興行協会における「平成21年度助成事業」表彰。平成24年度文化庁長官表彰。平成25年第19回ニッセイ・バックステージ賞受賞。
9月12日(木)から歌舞伎座ギャラリー(歌舞伎座タワー5階)にて、「歌舞伎 秋の彩り」展がはじまります。私たち大道具も、『紅葉狩』の背景画を新しく描くなどでお手伝いをさせていただいております。背景画を描く様子は映像記録していただきました。ギャラリー内の映像コーナーで紹介される予定ですので、興味のある方はご覧いただけましたら幸いです(映像コーナーはギャラリー内に2カ所あり、背景画の製作についての映像は2つ目の展示室内にございます)。
今回の展示では『紅葉狩」の更科姫をはじめ、さまざまな役の衣裳や小道具、かつらなども展示されます。ぜひおでかけくださいませ。
■■■『紅葉狩』の背景画ができるまで■■■

歌舞伎座の大道具では、泥絵具(どろえのぐ)という特殊な絵の具を使います。基本の色を混ぜ合わせるなどして、必要な色を準備していきます。色作りはとても難しく、経験を重ねなくてはうまくできません。

チョークで下絵を描いていきます。

あうんの呼吸で、作業をしていきます。ちなみに歌舞伎座の舞台の背景画は、今回、製作している歌舞伎座ギャラリー用の5倍の大きさとなります。

紅葉の葉を描くなど細部を仕上げて、出来上がりです。
●「歌舞伎 秋の彩り」展覧会概要
【日程】
2013年9月12日(木)~12月1日(日)
※会期中無休
※9月19日(木)12:00開館
【開館時間】
10:00~18:00
※最終入館は17:30まで
【入場料(税込)】
一般:500円(小学生未満無料)
団体:400円(20名様以上)
歌舞伎座ギャラリーについての詳しい情報やお問い合わせ先については以下をご覧下さい。
松竹株式会社 歌舞伎座ギャラリー
http://www.shochiku.co.jp/notice/play/2013/08/008740.html
明日、7月13日(土)から歌舞伎座ギャラリ−(歌舞伎座タワー5階)にて、「歌舞伎の夏 色彩と音」展がはじまります。私たち大道具も、小さな松羽目の舞台を作るなど展示に参加いたしました。また、壁や天井に水、波、空などの涼しげな色合いをふんだんに使った背景も制作し、少しでもお客様に涼味を感じていただけるようにしております。
この歌舞伎座ギャラリーは、衣裳や小道具なども展示され、間近でさまざまなものをご覧いただくことができます。ぜひおでかけくださいませ。

歌舞伎座ギャラリー内の舞台に合わせて、新たに製作した松羽目の舞台。歌舞伎座の舞台の約2分の1のサイズ。

さまざまな「道具帳」から水にまつわるモチーフを選び、コラージュしています。
●「歌舞伎の夏 色彩と音」展覧会概要
開催期間
2013年7月13日(土)~9月1日(日)
※会期中無休
開館時間
10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
※7月21日(日)は12時開館
入場料
一般:500円(小学生未満無料)
団体:400円(20名様以上)
歌舞伎座ギャラリーについての詳しい情報やお問い合わせ先については以下をご覧下さい。
松竹株式会社 歌舞伎座ギャラリー
https://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/gallery/
歌舞伎美人ニュース
歌舞伎座ギャラリー「歌舞伎の夏 色彩と音」展のご案内
http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/06/post_828.html
舞台安全祈願修祓式が行われました
今日は歌舞伎座の舞台にて「舞台安全祈願修祓式」が執り行われました。7月の公演では『加賀見山再岩藤』、『東海道四谷怪談』が上演されるため、鐵砲洲稲荷神社の宮司さんをお迎えしてその安全をお祈りいただき、俳優さんをはじめ公演関係者がお参りをしました(大道具も参列しております)。
また『東海道四谷怪談』については、お岩様の霊をなぐさめ舞台の安全を祈るために出演者など舞台の関係者がお岩様に関わりのある寺社に参拝するのが習わしとなっています。今回も、6月21日に巣鴨にある妙行寺、四谷の田宮神社と陽運寺への参拝が行われました。

田宮神社から授かったお札は、大道具控室や舞台の各所に貼らせていただいています。
大道具では、今日から本格的に7月公演の準備に入りました。1カ月間、私たちも事故のないように仕事を勤めたいと思っております。
関連ニュース
歌舞伎美人「菊之助が於岩稲荷で成功祈願」
http://www.kabuki-bito.jp/news/2013/06/post_831.html
歌舞伎座新開場柿葺落「七月花形歌舞伎」
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2013/07/post_61.html
テレビ朝日「徹子の部屋」にて、歌舞伎座の大道具の仕事場が紹介されます。取材では、黒柳徹子さんが背景画を描く作業を見学される様子などを撮影されていました。よろしければご覧いただけましたら幸いです。
番組名:「出張!徹子の部屋 パート5 夢トーク豪華3本勝負 お宝映像も大放出スペシャル」
放送予定日時: 2013年7月4日(木)19:00 ~ 21:48
番組内容(テレビ朝日番組表より抜粋して転載)
▼超豪華俳優が勢揃い!新生・歌舞伎座 巡り!
今年4月に生まれ変わった話題の歌舞伎座へ。歌舞伎座の楽しみ方はもちろん、めったに見ることのできない裏側まで潜入取材。花形俳優から人間国宝まで歌舞伎スターが続々登場!貴重映像も交え“歌舞伎の世界”を大公開!
番組ホームページ http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
背景画を描く仕事をしているのは「第一美術課」です(以下のページは社員インタビュー)。
http://kabukizabutai.co.jp/daiichi_bijyutsu/
*番組の都合により放映日時が変更になる場合があります。予めご了承ください。
舞台機構の安全祈願祭が執り行われました
今朝は歌舞伎座の大奈落(おおならく)で、鐵砲洲稲荷神社の宮司さんをお迎えして舞台機構の安全祈願祭が執り行われました。
歌舞伎座ではさまざまな機会にお祓いがありますが、舞台の一番下の階の大奈落でこうしたお祓いが行われることはあまりありません。私たちも改めて、気持ちを引き締めています。
以下の写真は、昨日から本格的に動き始めた「歌舞伎座新開場 柿葺落五月大歌舞伎」の準備風景です。毎月末は、このように翌月の公演の準備をしております。