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その8 ふすまの漢詩

『仮名手本忠臣蔵 九段目』は、由良之助が住む山科の閑居という設定で、ふすまには漢詩が書かれています。この文字も大道具の仕事の範囲となります。

漢詩は、唐の詩人・白居易(白楽天)の「折剣頭」で、6枚の襖に手書きで文字を書いています。
「拾得折剣頭」(折れた剣の切っ先を拾った)ではじまり、まっすぐなために折れてしまった剣の尊さがつづられています。
漢詩の内容も味わいがありますので、興味のある方は、書籍などで訳や意味を調べてみられてもいいかもしれません。
(漢詩は公演によって異なる場合もありますが、近年の歌舞伎座では「折剣頭」が多く使われています)

ふすま

2014年1月歌舞伎座公演の『九段目』の大道具(2013年12月の月末に行われた道具調べにて撮影)

2014/01/20
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