2017年3月公演、準備風景(その1)
3月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『女五右衛門』の舞台です。セリを使った、大掛かりな転換がみものです。

『義経千本桜 渡海屋』の木戸。お芝居の途中で、この木戸は片付けてしまいますが、運んでいるのは大道具です!(軽々と運んでいますが、持ってみると意外と重たいです)。
2017年2月公演、準備風景(その2)
2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『猿若江戸の初櫓』の幕を準備しているところです。この幕は、ひょこひょこ動いて移動するのですが、これを動かしているのは、大道具です。 歌舞伎に出てくる幕は、大小さまざまあり、使い方もユニークですよね。

『扇獅子』の舞台です。赤いものは立体ですが、後ろの屏風は絵です。歌舞伎の大道具は、立体、半立体、平面を巧みに組み合わせて独特の空間を作り上げています。
2017年2月公演、準備風景(その1)
2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『大商蛭子島(おおあきないひるがこじま)』は、大道具の転換も大きな見せ場があります。写真は、針と糸を持って、畳の端の処理をしているところです。

『四千両小判梅葉』の中仙道熊谷土手の場は、一面の雪景色。木の位置を調整しているところです。
2017年2月から中村獅童さんが案内役をされるテレビ番組「NHK趣味どきっ! 中村獅童のいざ歌舞伎へ」の放送が始まります(Eテレ)。初心者でもわかりやすく楽しく歌舞伎に親しめるような内容で、番組のテキストも発売されています。弊社の大道具の仕事についても少し触れていただたいております。ぜひ、ご覧くださいませ。
初回放送は、2月7日(火)午後9:30−9:55 の予定(放送日時については、以下の公式サイトでご確認ください)。
NHK 趣味どきっ! 公式WEBサイト
https://www.nhk.or.jp/kurashi/doki/
2017年1月公演、準備風景(その2)
1月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

舞台に「雪布」という白い布を敷いているところです。きちんと、でも手早くはがせるように、布を留めてなくてはなりません。

造花の土手板に色を塗っているところです。作業をしているのは、絵描き(第一美術課)です。
2017年1月6日の朝日新聞・夕刊「歌舞伎の匠をたどって」にて弊社をご紹介いただきました。この連載は、歌舞伎の裏方に光を当てたもので、7回の連続掲載。1月6日はその3回目で、小道具さんと大道具の仕事の現場についてレポートされています。
以下の朝日新聞デジタルでも、読んでいただくことができます。
(登録をしないと全文を読む事ができませんが、写真と文章の一部をご覧いただけます)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12736047.html
2017年1月公演、準備風景(その1)
1月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『越後獅子』の所作台を拭いているところです。舞踊の舞台になりますので念入りに、拭いております。

『沼津』の松の位置を調整しているところです。
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
本日(1月2日)より、歌舞伎座の「壽初春大歌舞伎」もはじまり、私たちも初仕事をむかえております。
いつもは、あちこちにちらばって仕事をしていますが、今朝はみんなが歌舞伎座に集合して年始の式をしました。
今年もHPやFacebookページにて、ささやかな発信をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

初日をむかえた歌舞伎座(1月2日撮影)
2016年12月公演、準備風景(その3)
12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

『吹雪峠』の小屋です。たっぷり積もった雪とつららが、厳しい寒さを表していますね。

『吹雪峠』の雪の色味を絵描きが調整しているところです。なんでもない白に見えるかもしれませんが、こうしたところも気を配っています。写真は、色を塗った後にドライヤーをかけて乾燥させているところ。
2016年12月公演、準備風景(その2)
12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前などに行います。

新作歌舞伎「あらしのよるに」は、緑が豊かな自然が舞台となります。ですので、大道具もいつもとはちょっと違った雰囲気です。

「あらしのよるに」は床も、芝生になっています。