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弊社の山中隆成が第72回春の院展に入選しました

弊社の絵描き(第一美術課)の山中隆成が第72回春の院展に「郷愁」を出品し、入選いたしました。院展(正式名称は「日本美術院展覧会」)は、公益財団法人 日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会のことで、春と秋に開催されます。春は「春の院展」、秋は「再興院展」と呼ばれています(山中は「院友」(*)です)。
山中の作品も展示される展覧会「第72回春の院展 東京展」が3月29日より日本橋三越本店にて開催されます。おでかけの際は、ぜひ山中の作品もご覧いただけましたら幸いです。

院展・日本美術院のホームページ
http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html
第72回春の院展 東京展
日程:平成29年3月29日(水)~4月10日(月)
場所:日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー

山中隆成(やまなか たかなり)
第一美術課 課長
昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成11(1999)年より歌舞伎座舞台で絵描きとして働き始め、翌年に正式入社。日本美術院特待(*)で歌舞伎座舞台の絵描きである後藤芳世の勧めにより、院展に出品をはじめる。2016年より院友(*)。大学時代の先生でもあり日本美術院同人(現・理事長)であった故・松尾敏男(まつお としお)画伯に師事。歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、松尾敏男画伯が舞台美術を担当。師の描いた道具帳の意図を汲みとり、「囲い」(*)の図案を考えて描くなど、舞台の背景画を描く指揮をとる。平成18(2006)年の再興第91回院展をはじめ、過去に春の院展に3回、再興院展に3回、入選を果たしている。

*特待:再興日本美術院展覧会(院展)に20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*院友:研究会員であることを前提に再興日本美術院展覧会(院展)に3回入選で推挙される。
*囲い:大臣囲いの略。舞台の上手と下手の黒御簾の前に飾る絵のこと。


第一美術課の仕事についてのインタビュー(山中隆成)
http://kabukizabutai.co.jp/daiichi_bijyutsu/


2016年10月の八代目中村芝翫 襲名披露口上の舞台の絵を描く山中隆成(美術は朝倉隆文先生)。

2017年2月『四千両小判梅葉』の背景画を歌舞伎座の舞台上で、手直しする山中隆成(左側)。

2017/03/19
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