社員紹介 先輩×後輩インタビュー

各職場で働いている社員が、日々の仕事内容や現場の雰囲気、入社当初の様子などを語りました。(2014年11月現在の内容です)

ものをつくる

弐 第一美術課 手足を伸ばして大きく伸びやかに画を描く

先輩:山中隆成
先輩:山中隆成

昭和43年生まれ。第一美術課課長。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成18年の再興第91回院展をはじめ、春の院展、再興院展に多数入選を果たしている。

後輩:神尾将秀
後輩:神尾将秀

昭和62年生まれ。日本大学芸術学部演劇学科装置コース卒業。テレビや映画などの小道具関係の仕事を経て、平成25年より歌舞伎座舞台で働きはじめる。

山中隆成
神尾将秀
第一美術課は、「絵描き」とも呼ばれますが、どんな仕事をしていますか?
山中:舞台の背景画や襖(ふすま)などに絵を描くのが仕事です。社内には、壁や柱などに色をつける「塗り方」(第二美術課)という部署もあって、それぞれが専門で仕事をしています。
舞台用の絵は一般的な絵画と、どのように違いますか?
山中:舞台用の絵は、とても大きいこと。絵が主役ではなく、あくまでもお芝居のなかで役者さんを引き立てるためのものであることが普通の絵と大きく異なります。それから普通の絵は一人で描く個人プレーですが、舞台用の絵はみんなで一緒に描くチームプレーであることも特徴でしょうかね。
歌舞伎座舞台へ入社した経緯は?
神尾:もともと舞台美術に興味があり、大学は演劇学科の装置コースに進みました。歌舞伎を初めて観たのは社会人になってからでしたが、古風な格好よさがあり圧倒されました。大掛かりなものを作れるというのが魅力でしたし、演劇関係の現場で、専属で働けるということもいいなと思いました。
入社したてのころは、いかがでしたか?
神尾:身体をめいっぱい使って描くので、最初のうちは体力的にきつかったです。ここでは共同作業が多いのですが、効率よく作業をするための手順が確立されていて、1つ1つの動きに無駄がないんです。その波にうまくのれるようになるまで少し時間がかかりました。
仕事をする上で、心がけていることはありますか?
山中:みんなの持ち味を出せるようにすることを心がけています。たとえば背景画は、丁寧に描きすぎると絵が硬くなるんです。まだ慣れていない人にも適所に関わってもらうことで、いいやわらかさが出てきます。私たちの絵は、客席から遠くに飾られるものですから、引いてみたときにいい雰囲気が出る絵になってくれればいいなと思います。
職場の雰囲気はどんな感じですか?
神尾:先輩方がとてもよく面倒をみてくだいます。
山中:描くときも一緒、休憩時間もだいたい同じ空間で過ごす事が多いので、集団生活という感じですね。個性豊かなメンバーがそろっているので、それぞれが成長できるようにして、歌舞伎の伝統を引き継いでいきたいと思います。
二人が写った画像
先輩×後輩インタビュートップへ
ページの上へ戻る