歌舞伎座に櫓が揚がりました
「吉例顔見世大歌舞伎」が近づいてきた歌舞伎座で、櫓揚げ(やぐらあげ)が行われました。
櫓は、江戸時代に幕府公認の証として、芝居小屋の正面に揚げられていたもの。歌舞伎座では毎年、11月の顔見世公演の前に櫓を揚げています。
櫓には、5本の槍と2本の梵天(ぼんてん)が組まれています。また櫓には布がかけられており、正面には歌舞伎座の座紋である「鳳凰丸(ほうおうまる)」、側面には「木挽町 きゃうげんづくし 歌舞伎座」の文字が染め抜かれています。弊社では、櫓の製作などで関わらせていただいております。お近くをお通りの際には、ぜひ歌舞伎座正面の櫓もご覧いただけましたら幸いです。
歌舞伎座ギャラリーさんのユニーク企画の特別映像「市川染五郎プレゼンツ「歌舞伎座の秘密 ~忍入舞台裏染色~(しのびいるうらはそめいろ)」が9/2より上映されています。染五郎丈が大道具の仕事を体験される貴重なシーンもあります!
以下のページ内でも、少しだけ映像がご覧になれます。染五郎丈が幕を引かれたり、「出投げ」を体験されたりしています。
(この映像に登場している大道具は、弊社の鈴木でございます)
【歌舞伎美人】染五郎ご案内のムービー「歌舞伎座の秘密」歌舞伎座ギャラリーで上映スタート
http://www.kabuki-bito.jp/news/2015/09/post_1454.html
弊社の社員インタビュー(鈴木も登場)
http://kabukizabutai.co.jp/kabukiza/
NHK Eテレ「にっぽんの芸能」の「古典芸能玉手箱」というコーナーにて、弊社の絵描き(第一美術課)をご紹介いただきます。「八月納涼歌舞伎」の背景画を作っている現場や道具調べなどを取材いただきました。
放送は、8月14日(金)午後10:00~10:58の予定で、メイン特集は「坂東三津五郎の芸と人」です。絵描きは番組後半に15分程度でご紹介いただくことになると思います。
よろしければ、ご覧いただけましたら幸いです。
(なお放送内容などは、突然変更になる場合もあります。詳しくは番組HPなどでご確認ください)
「にっぽんの芸能」
毎週金曜日 22:00−22:58(再放送、翌月曜日5:00−5:58)
http://www.nhk.or.jp/koten/arts/
8月2日、こども歌舞伎スクール「寺子屋」の生徒さんのための「歌舞伎座舞台見学会」が行われました。こども歌舞伎スクール「寺子屋」は、歌舞伎子役の演技と日本舞踊の実技を中心に和の心、礼儀を学ぶことを目的に2014年に開設されたものです。
生徒と保護者のみなさんが、歌舞伎座の舞台でツケ打ちや幕引きなどを体験されるメニューもあり、弊社でもお手伝いをさせていただきました。以下の寺子屋さんのニュース記事のなかで、その様子が詳しくレポートされています。
こども歌舞伎スクール「寺子屋」公式WEBサイト
http://www.shochiku.co.jp/terakoya/news/2015/08/post-27.html
7/20放送の「ブラタモリ スペシャル 東京駅 ~巨大地下空間は歴史の生き証人!?~」にて、歌舞伎座の地下空間が紹介されました。災害時に設置される臨時トイレの紹介場面では、弊社もお手伝いをさせていただきました。
「ブラタモリ スペシャル 東京駅 ~巨大地下空間は歴史の生き証人!?~」
放送日:2015年7月20日(月・祝)
再放送:2015年7月25日(土)
深夜0時50分~2時3分(日曜午前)
http://www.nhk.or.jp/buratamori/list/index.html
WEBサイト、リニューアルしました。
2013年春にオープンいたしました弊社のウエブサイトですが、このたび一部リニューアルし、最新情報をカテゴリー分けして表示できるようにしました。
「ニュース」「大道具の道具」「特集」「現場レポート」
気になるカテゴリーをまとめてご覧いただけます。
これからもささやかな発信を続けてまいりたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
スイス大使館での歌舞伎公演
坂東彌十郎丈がスイス大使館(東京・港区)にて歌舞伎の公演をされました。この公演は、スイスを何度も訪問されている彌十郎丈と大使の交流から企画されたもので、弊社ではその特設舞台の作製などでお手伝いをさせていただきました。舞台は大使館内の日本庭園に設置。皇室の方を含む招待客約90名が「お祭り」などの演目を楽しまれました。
5月4日から歌舞伎座ギャラリー(歌舞伎座タワー5階)にて、「体験空間 歌舞伎にタッチ -しる・みる・ふれる・やってみる-」展がはじまりました。私たち大道具も、背景画などの展示物の製作などでお手伝いをさせていただいております。今回の展示では、『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」の舞台も小さいサイズで作っており、ご来場者のみなさまも舞台にあがっていただくこともできます。
※以下の写真は仕込み風景です。まだ展示が完成していない部分もあり、本番の展示と異なるところがあります。あらかじめご了承ください。
■■■ 「体験空間 歌舞伎にタッチ -しる・みる・ふれる・やってみる-」展覧会 概要 ■■■
【日程】
2015年5月4日(月・祝)より
※ 8月31日(月)から展示品一部入替のため休館日あり
【開館時間】
10:00~17:30(最終入館は17:00まで)
【入場料(税込)】
一般:600円/小・中学生:500円(小学生未満無料)
団体:500円(20名様以上・一律)
歌舞伎座ギャラリーについての詳しい情報やお問い合わせ先については以下をご覧下さい。
松竹株式会社 歌舞伎座ギャラリー
http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/gallery/
黄綬褒章受章のご報告
平成27年春の褒章において、弊社の元社員である芝田繁さんが黄綬褒章を受章されました。
芝田繁さんは、昭和36年に弊社に入社。舞台転換や経師の仕事に従事し、平成26年の秋に退職されました。今回の受賞は卓越した技能者として、その道一筋に業務精励し、他の人々の模範となって後進の育成に意欲的に取り組んだ功績が認められたものです。
*春秋褒章(内閣府HPより)
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方を対象とする紅綬褒章、社会奉仕活動に従事し顕著な実績のある個人等を対象とする緑綬褒章、 その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象とする黄綬褒章、学術、芸術、技術開発等の功労者を対象とする紫綬褒章、教育、医療、社会福祉、産業振興等の分野で公衆の利益を興した者又は保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務に尽力した方を対象とする藍綬褒章があります。
以下の写真は、昨年秋に芝田繁さんが退職される際に社内で開いた送別会の様子です。
「ニコニコ超会議2015」
2015年4月25日、26日に幕張メッセ国際展示場にて開催された「ニコニコ超会議2015」(主催:ニコニコ超会議 実行委員会)に松竹株式会社様、松竹芸能株式会社様の「超松竹寺」が出店されました。そのブースのデザイン、製作を弊社でお手伝いさせていただきました。