2019年5月公演、準備風景(その2)
5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』の道具です。この市松模様は、印刷ではなく、全部手貼りで仕上げていますよ。

『御所五郎蔵』の序幕の舞台。歌舞伎独特の不思議な遠近感ですよね。
2019年5月公演、準備風景(その1)
5月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)』の鐘を運んでいるところです。

『絵本牛若丸(えほんうしわかまる)』の桜の木です。
2019年4月公演、準備風景(その1)
4月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『黒塚(くろづか)』の舞台です。いっぱいに広がる、すすきも大道具。照明も、とてもきれいです。

『新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)』の「野崎村」の舞台準備風景。水を表す布をこうやって、丁寧にとめていきますよ。今月は花道が2本という「両花道(りょうはなみち)」。特別感があって、楽しいですよ。
2019年3月公演、準備風景(その1)
3月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

今月の『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』は、ちょっと珍しい二場がついての上演。大道具的にも楽しい演出がありますよ。写真はおなじみの「土佐将監閑居の場」のほう。みんなで、虎ごっこしてるのかな。

『盛綱陣屋(もりつなじんや)』の幕です。
2019年2月公演、準備風景(その2)
2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『すし屋』の舞台に、畳(ゴザ状のもの)を敷いているところ。この畳、お芝居のなかで取り去るのですが、大道具の力業でやっています。

畳を取り去るところの写真。板のままならともなく、下に布を敷いているので、摩擦が大きいです。結構、力が必要です。
2019年2月公演、準備風景(その1)
2月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)』。絵描きたちが、舞台で手直しをしています。

『熊谷陣屋(くまがいじんや)』の幕です。この幕も、大道具が担当しております。
2019年1月公演、準備風景(その1)
1月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)鴫立澤対面の場』(通称「雪の対面」)の道具幕を準備しているところ。雪景色の富士という、すがすがしい図案です。

『絵本太功記(えほんたいこうき)』 の木戸(きど)を運ぶ練習をしているところです。お芝居のなかで、ささっとこれを片付けていますが、これは大道具がやっております。
2018年12月公演、準備風景(その2)
12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋(あこや)』の階段。三段あります。

『幸助餅(こうすけもち)』の序幕。製作チームが屋体内部をチェック中。みんなそれぞれのガチ袋をつけています。
2018年12月公演、準備風景(その1)
12月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『二人藤娘』の舞台。藤の花をひとつずつ手で取り付けていきます。

『お染の七役』の最初の場面。鮮やかな早替りが眼目で、大道具もどんどん転換していきます。
2018年11月公演、準備風景(その2)
11月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」とは、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、初日の数日前に行います。

『お江戸みやげ』のラストの場面。背景画はちょっと凝っていて、淡い照明が仕込んであります。

『隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)』(法界坊)では、ヤブがたくさん出てきます。これは造花ではなく、本物の植物で作っているんですよ。
大道具の花木については、以下の特集記事で詳しくご紹介しています。
http://kabukizabutai.co.jp/saisin/tokusyuu/369/