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その21 箱千畳

『伽羅先代萩』などで、御殿の奥に大広間が現れるときがあります。これを「千畳(せんじょう)」と呼びます。
千畳の形状には2タイプあり、平面に絵で描くものと、半立体に作った「箱千畳(はこせんじょう)」があります。
この千畳は奥のほうに飾られるので、客席からの存在感はあまりないと思いますが、近くで見るとかなりのボリュームがあります。
襖は金地、銀地。畳の色などにも気を配りながら色を塗り、丁寧に製作しています。

トリックアートのように、不思議な立体構造になっています。

箱千畳の奥のあたりは、このような感じ。襖の松も丁寧に描いてあります。

2019/08/05
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