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第19回ニッセイ・バックステージ賞 贈賞式のご報告

この度、弊社の芝田正利が舞台監督の金一浩司氏とともに、第19回ニッセイ・バックステージ賞を受賞しました。ニッセイ・バックステージ賞は舞台技術を裏から支え、優れた業績を挙げている舞台技術者に光を当て、その苦労に報いるために公益財団法人ニッセイ文化振興財団が創設した賞です。芝田正利については、ツケ打ちの最古参として歌舞伎座を中心に活躍し、さらに後進の指導育成にも尽力するなど歌舞伎の発展に寄与していることが受賞理由となりました。

2013年11月26日、日生劇場(東京・日比谷)において贈賞式が行われましたので、その様子をご紹介いたします。

※ニッセイ・バックステージ賞の詳細はこちらをご覧ください。

ニッセイ・バックステージ賞

第19回ニッセイ・バックステージ賞 贈賞式(日生劇場の舞台にて) 公益財団法人ニッセイ文化振興財団理事長の田口 弥 様より賞状、賞品、目録などが贈呈されました。

ニッセイバックステージ賞

(写真左)市川左團次丈より御祝辞を賜りました。そして左團次丈の見得に合わせて、芝田がツケを打つというサプライズも。これは左團次丈による粋な計らいで、この後、ツケを入れずに見得をするとどうなるかを実演され、ツケの効果を丁寧にお話くださいました。(写真右)推薦者の坂東三津五郎丈も、体調が回復され会場にかけつけてくださいました。前列左より坂東三津五郎丈、市川左團次丈、後列、芝田正利夫妻。

芝田正利

受賞者インタビューの様子。大道具の仕事をはじめたきっかけや、ツケ打ちの稽古の思い出などを語りました。

ニッセイ・バックステージ賞

会場となった日生劇場のロビーには、金一浩司氏と芝田正利の写真も展示されました。

<受賞に関するメディア掲載>

歌舞伎 on the web トピックス記事
歌舞伎座舞台(株)芝田正利氏に第19回ニッセイ・バックステージ賞が贈られました
http://www.kabuki.ne.jp/cms/topics_20131201_684.html

2013年11月18日の読売新聞(朝刊)
ニッセイ・バックステージ賞を受賞した歌舞伎のツケ打ち 芝田正利さん

2013年11月21日の日本経済新聞(朝刊)
刻む拍子柝 歌舞伎に活気 役者の見得に効果音 「附け打ち」の最古参 芝田正利
日本経済新聞社のホームページ http://www.nikkei.com/

2013年11月27日の産経新聞(朝刊)「きょうの人」
歌舞伎「ツケ打ち」でバックステージ賞 芝田正利さん(69)
見得生かす技「役者さんに育てていただいた」
産経新聞のホームページ http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131126/ent13112621460011-n1.htm

芝田正利

2013年10月 歌舞伎座にて撮影

芝田正利(しばた まさとし)
ツケ打ち、大道具方
昭和19(1944)年、東京都江東区生まれ。長谷川大道具株式会社(現・歌舞伎座舞台株式会社)に勤める兄の勧めで昭和40年に同社の臨時雇用となり、翌年に正式入社。大道具の飾り込みや転換作業、経師、幕引きを担当。その後、菊五郎劇団付きのツケ打ちだった中村藤吉に師事。昭和45年11月『通し狂言 伽羅先代萩』で歌舞伎座のツケ打ちとして初舞台。歌舞伎座、舞踊会、海外公演などでツケ打ちを担当。飾り込みや舞台転換の際は、円滑に作業を進めるための指揮も執る。
平成9年第十三回日本舞台芸術家組合賞受賞。平成19年日本俳優協会再建立50周年記念永年功労者表彰。日本演劇興行協会における「平成21年度助成事業」表彰。平成24年度文化庁長官表彰。平成25年第19回ニッセイ・バックステージ賞受賞。

2013/11/26
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