360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社360年、毎日が創意工夫 歌舞伎座舞台株式会社

 

最新情報最新情報

2014年1月公演、準備風景(その2)

1月歌舞伎座公演の「道具調べ」の様子をご紹介します。「道具調べ」では、本番通りに道具を飾ってきちんとできているかを確認したり、手直しをしたりするもので、公演前月の末ごろに行います(今回ご紹介する写真は、2013年12月末に撮影したものです)。

【現場レポート】2014年1月公演、準備風景(その1)
http://kabukizabutai.co.jp/saisin/genba/1072/

歌舞伎座の廻り舞台には、4つのセリがあります。客席に近いほうから「梅」「竹」「松」そして「大迫り(おおぜり)」です。「大迫り」は38尺(約11.5m)×12.2尺(約3.7m)あります。この大迫りは、新しい歌舞伎座を作る際に新設されたもので、これによって大きな屋体を地下から一気に舞台へ運び上げたり降ろしたりすることができるようになりました。

大ゼリ

舞台の屋体を地下へ降ろした後に、みんなが大迫りにのって舞台へ戻っていく様子です。

道具調べ

『仮名手本忠臣蔵 九段目』。雪が黒い幕についたままになってしまうこともあるので、お手製の柄の長いうちわで、パタパタとはたいて落としています。

梅の吊り枝

舞台の上に飾る「梅の吊り枝」の調整をしているところです。黒い幕の下のほうに見えている紅白の小さな花が「梅の吊り枝」です。 1月の演目では、『石切』『おしどり』『乗合船』の3つの演目でこの「梅の吊り枝」が使われます。

2014/01/07
ページの上へ戻る