あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
本日(1月2日)より、歌舞伎座の「壽初春大歌舞伎」もはじまり、私たちも初仕事をむかえております。
いつもは、あちこちにちらばって仕事をしていますが、今朝はみんなが歌舞伎座に集合して年始の式をしました。
今年もHPやFacebookページにて、ささやかな発信をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今年4月より、歌舞伎を題材としたテレビ番組「カブキブ!」の放送がはじまりました。物語のなかで、歌舞伎の舞台の場面が出てきますが、そのツケのパート(音)を弊社の「ツケ打ち」が担当させていただいております。松竹演劇本部さんが歌舞伎監修をされており、歌舞伎の演目も登場人物のセリフなどで、わかりやすく解説されています。ぜひ、ご覧くださいませ。
「カブキブ!」公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/kabukibu/
ツケ打ちインタビュー
http://kabukizabutai.co.jp/tsukeuchi/
2017年3月24日の東京新聞・朝刊にて弊社のツケ打ちの芝田正利を紹介いただきました(WEB版で記事を読んでいただくことができます)。
<支える人>歌舞伎座ツケ打ち・芝田正利さん 役者と日々真剣勝負
(一定期間を経過すると、WEBサイトでの記事は読めなくなります)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2017032402000187.html
弊社の絵描き(第一美術課)の山中隆成が第72回春の院展に「郷愁」を出品し、入選いたしました。院展(正式名称は「日本美術院展覧会」)は、公益財団法人 日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会のことで、春と秋に開催されます。春は「春の院展」、秋は「再興院展」と呼ばれています(山中は「院友」(*)です)。
山中の作品も展示される展覧会「第72回春の院展 東京展」が3月29日より日本橋三越本店にて開催されます。おでかけの際は、ぜひ山中の作品もご覧いただけましたら幸いです。
院展・日本美術院のホームページ
http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html
第72回春の院展 東京展
日程:平成29年3月29日(水)~4月10日(月)
場所:日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー
山中隆成(やまなか たかなり)
第一美術課 課長
昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成11(1999)年より歌舞伎座舞台で絵描きとして働き始め、翌年に正式入社。日本美術院特待(*)で歌舞伎座舞台の絵描きである後藤芳世の勧めにより、院展に出品をはじめる。2016年より院友(*)。大学時代の先生でもあり日本美術院同人(現・理事長)であった故・松尾敏男(まつお としお)画伯に師事。歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、松尾敏男画伯が舞台美術を担当。師の描いた道具帳の意図を汲みとり、「囲い」(*)の図案を考えて描くなど、舞台の背景画を描く指揮をとる。平成18(2006)年の再興第91回院展をはじめ、過去に春の院展に3回、再興院展に3回、入選を果たしている。
*特待:再興日本美術院展覧会(院展)に20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*院友:研究会員であることを前提に再興日本美術院展覧会(院展)に3回入選で推挙される。
*囲い:大臣囲いの略。舞台の上手と下手の黒御簾の前に飾る絵のこと。
第一美術課の仕事についてのインタビュー(山中隆成)
http://kabukizabutai.co.jp/daiichi_bijyutsu/

2016年10月の八代目中村芝翫 襲名披露口上の舞台の絵を描く山中隆成(美術は朝倉隆文先生)。

2017年2月『四千両小判梅葉』の背景画を歌舞伎座の舞台上で、手直しする山中隆成(左側)。
2017年2月から中村獅童さんが案内役をされるテレビ番組「NHK趣味どきっ! 中村獅童のいざ歌舞伎へ」の放送が始まります(Eテレ)。初心者でもわかりやすく楽しく歌舞伎に親しめるような内容で、番組のテキストも発売されています。弊社の大道具の仕事についても少し触れていただたいております。ぜひ、ご覧くださいませ。
初回放送は、2月7日(火)午後9:30−9:55 の予定(放送日時については、以下の公式サイトでご確認ください)。
NHK 趣味どきっ! 公式WEBサイト
https://www.nhk.or.jp/kurashi/doki/
2017年1月6日の朝日新聞・夕刊「歌舞伎の匠をたどって」にて弊社をご紹介いただきました。この連載は、歌舞伎の裏方に光を当てたもので、7回の連続掲載。1月6日はその3回目で、小道具さんと大道具の仕事の現場についてレポートされています。
以下の朝日新聞デジタルでも、読んでいただくことができます。
(登録をしないと全文を読む事ができませんが、写真と文章の一部をご覧いただけます)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12736047.html
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
本日(1月2日)より、歌舞伎座の「壽初春大歌舞伎」もはじまり、私たちも初仕事をむかえております。
いつもは、あちこちにちらばって仕事をしていますが、今朝はみんなが歌舞伎座に集合して年始の式をしました。
今年もHPやFacebookページにて、ささやかな発信をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

初日をむかえた歌舞伎座(1月2日撮影)
弊社の絵描き(第一美術課)の山中隆成が再興第101回院展に「記号」を出品し、入選いたしました。院展(正式名称は「日本美術院展覧会」)は、公益財団法人 日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会のことで、春と秋に開催されます。春は「春の院展」、秋は「再興院展」と呼ばれています。山中は、このたびの入選で再興院展に3回入選となりましたので「院友」(*)となりました。
山中の作品も展示される展覧会「再興第101回院展」が9月1日より東京都美術館にて開催されます。おでかけの際は、ぜひ山中の作品もご覧いただけましたら幸いです。
院展・日本美術院のホームページ
http://nihonbijutsuin.or.jp/index.html
再興第101回院展
日程:平成28年9月1日(木)~9月16日(金)
場所:東京都美術館(上野公園)
山中隆成(やまなか たかなり)
第一美術課 課長
昭和43(1968)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。平成11(1999)年より歌舞伎座舞台で絵描きとして働き始め、翌年に正式入社。日本美術院特待(*)で歌舞伎座舞台の絵描きである後藤芳世の勧めにより、院展に出品をはじめる。2016年より院友(*)。大学時代の先生でもあり日本美術院同人(現・理事長)であった故・松尾敏男(まつお としお)画伯に師事。歌舞伎座が新開場した平成25(2013)年4月公演の最初の演目『壽祝歌舞伎華彩』、その一年後の平成26(2014)年4月の歌舞伎座公演の『壽春鳳凰祭』では、松尾敏男画伯が舞台美術を担当。師の描いた道具帳の意図を汲みとり、「囲い」(*)の図案を考えて描くなど、舞台の背景画を描く指揮をとる。平成18(2006)年の再興第91回院展をはじめ、過去に春の院展に3回、再興院展に2回、入選を果たしている。
*特待:再興日本美術院展覧会(院展)に20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*院友:研究会員であることを前提に再興日本美術院展覧会(院展)に3回入選で推挙される。
*囲い:大臣囲いの略。舞台の上手と下手の黒御簾の前に飾る絵のこと。
第一美術課の仕事についてのインタビュー(山中隆成)
http://kabukizabutai.co.jp/daiichi_bijyutsu/
2016年3月「中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露 三月大歌舞伎」の祝幕。美術は故・松尾敏男画伯、山中が中心となって幕を描いていきました。
マガジンハウスが発行する雑誌『YUCARI vol.27 歌舞伎への誘い』が7月20日より発売されます。歌舞伎の歴史や俳優さんの記事とともに、歌舞伎の裏方の仕事についても、小道具、衣裳、床山などがたくさんの写真で紹介されています。歌舞伎座の大道具を担当している弊社についても、背景画などを描く絵描き、道具帳を描く現場をご紹介いただきました(4ページ分)。機会がございましたら、ご覧いただけましたら幸いです。
『YUCARI vol.27 歌舞伎への誘い』
定価:700円 (税込)
発売:2016.07.20
http://magazineworld.jp/books/paper/5127/
7月1日より、歌舞伎座タワーの5階にある「歌舞伎座ギャラリー」で、特別映像『宙乗りができるまで』が上映されています(約20分)。6月に歌舞伎座で上演された『義経千本桜 川連法眼館』の「宙乗り」に密着したドキュメンタリー番組で、市川猿之助丈が御案内役をされています。
ふだんは見る事ができないリハーサル(舞台稽古)や、安全を祈願する祭事の様子、宙乗り目線のカメラ映像など、みどころ満載です。私たち大道具の働く姿も、ちらほらご覧いただけます。
上映の情報については、以下の歌舞伎美人のニュースに詳しく紹介されています。上映開始時間が決まっていますので、チェックしてからおでかけいただければ幸いです。
歌舞伎美人ニュース
猿之助の歌舞伎座ギャラリー特別映像『宙乗りができるまで』7月公開
http://www.kabuki-bito.jp/news/3423